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遂に脱出！12回2死から決まるってのは、なかなか劇的やった。

【20日・Ｋスタ宮城】◇22回戦・楽天13勝9敗 ◇観衆15,714 試合終了

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	計
	2	0	0	1	0	3	1	0	0	0	0	2	9
	0	1	1	0	0	2	1	2	0	0	0	0	7
［勝］小野  24試合 5勝 4敗 ［Ｓ］小林宏  54試合 3勝 3敗 28S ［敗］山村  33試合 2敗 1S ［本］西岡10号(永井・1回)、11号2ラン(永井・6回)、山崎26号(ペン・2回)、聖沢5号2ラン(薮田・8回)

8回裏に聖沢に同点2ラン喰らって7－7になった時点で、3試合連続サヨナラ負けを覚悟して

9回裏を伊藤が抑えて延長戦になった時点で、延長サヨナラ負けを覚悟して

12回表2死になって引き分けでまた明日から新たなる連敗地獄の幕開け的な展開を覚悟して

それでも最後まで諦めなかった男たち。久しぶりに感動した。

12回2死からキャプテン西岡剛の執念。そして2番今江の痛烈な打球はレフトへ。しかし当たり的には1塁からの生還は厳しい！それでも強引な突破を試みる西岡！ボールは先に捕手の嶋へ！それを避けずに嶋を吹っ飛ばしにかかる西岡！判定は！審判が一瞬固まる！そしてセーフの判定！吠える西岡剛！

あの場面の西岡剛は本当にすごい気迫だった。どす黒い連敗の空気を唯一人果敢に突進。空気を切り裂いていくようであった。05年プレーオフ、初芝清の背中に天使の羽が見えたあの感覚に近かった。

今日もゲーム内容は最悪に近かった、常にリードしても何かとりつかれているかのような展開。焦りが継投を前倒しさせ、打たれる悪循環。まるで昨日までリプレイ。そんな最悪の状況を打破した西岡剛の激走と今江の適時打。素晴らしいの一言。

今江のヒーローインタビュー。内容はどうでもいい、勝てばいい。その一言に頼もしさを感じた。

明日から連敗の重苦しい空気はない。のびのびと野球をしてくれればいいと思った。

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タグ: ヘイデン・ペン, 今江敏晃, 東北楽天ゴールデンイーグルス, 西岡剛