野球と全然関係ない話題ですが、ネットで興味深い記事を見つけたのでメモ。
とある夫婦の嫁の書いた日記が話題になってまして、自分なりに考察してみました。
内容は下記に記載。
グルメ旅番組の北海道特集を見ていて、「北海道行きたいなー」と言ったら、
オットから「お前は行こうと思えばLCCでも使っていつでも日帰りできるじゃん」と言われ。
ああこの人全然わかってないんだと思った。
私。
もうすぐ1歳の子を育児中の専業主婦。
毎日分刻みの仕事に追われてるオットに比べたらね。
確かに時間の自由度は高いかもしれない。
けど。
乳児を連れての移動がどれだけ大変か。
それを考えたらとても実行する気になれない。
まず荷物。
おむつ。余裕を見て10枚ぐらい。おしりふきも当然必要。
着替え。普段は1セットだけど、遠出となれば不測の事態を考慮して2セット。
タオル類。大小合わせて4、5枚。
お茶、お菓子の類。
当然、食事も全部取り分けってわけにいかないのでベビーフードを2、3個。
これだけでもう、大人の1泊旅行ぐらいの荷物になる。
これにベビーカーがつく。ベビーカーが使えない場合に備えて抱っこ紐も。
抱っこ紐は身体に装着しておく。
さて、これだけの荷物を持って、いざ北海道へ出発。
うちから羽田まで、乗り換え2回、所要時間1時間半ぐらいかな。普通の移動を想定すれば。
けど、乳児を連れてとなると、荷物は重いし、エレベーター探して迂回したり、
とか考えたら、3時間は覚悟しなきゃいけない。
うちから羽田までの移動を考えただけで「日帰り」の選択肢はなくなるレベル。
オットが1泊を許してくれたとして、そうなったら荷物倍増。
あっという間にちょっとしたキャリーバッグレベルに。
もちろんベビーカー押しつつキャリーバッグ転がしつつ、なんて無理なので、
頑張って肩掛けバッグに詰めますよ。
私の着替えはあきらめるかなー…。
さあ、どうにかこうにか飛行機に搭乗、離陸。
しかし初めての飛行機に子供ギャン泣き。
ここにあのレディコミ漫画家でも乗り合わせてたらもう、いたたまれません。
私には無理。
地獄の時間を過ごし、現地到着。さあ、観光!
けれど、グルメ旅番組でよく見る店はお子様向けにはできてない。
ジンギスカンなんて、鉄板が怖くて絶対無理。
子供が食事しないにしても、子供連れで入れる店は限られる。
しかも子供はまだ一人で食べられないので、食べさせつつ自分も食べつつ。
普段でも、食べ物がどこに入ったのかわからない状態。
勝手のちがう旅先でなんか、なおさら。観光どころじゃない。
夜も、子供を連れまわすわけにいかないので、子供に合わせて20時には就寝。
飲みに行くなんてありえない。まあ、読書ぐらいはできるかもね。
次の日の朝、またどこに入ったか分からない食事をして、観光…できるかなあ。
どこに行くにしろ、おむつ替えスペースのチェックだけは必須。
まあ、授乳スペースの確認が必須だったころに比べたら、楽になったよね。
さあ、子供の夜の予定を考えたら、昼過ぎには北海道を出る方が無難です。
また道中のギャン泣きに怯えつつ移動。総移動時間、片道6時間ぐらい?
…想像するだけで疲れた。
とまあ、これだけのことを
「お前は行こうと思えばLCCでも使っていつでも日帰りできるじゃん」
と言われた瞬間に考えるんですよ、子持ち主婦は。
それに対して、オットはきっと、身一つで移動する程度の気軽さで考えてる。
私だって、子供がいないなら北海道日帰り弾丸ツアーやるぐらいの行動力はある。
でも、子供がいたら、その身軽さはないんだよ。
オットよ、早く気づいてくれ。
オットは絶対に気が付かない
ざっと読んでみて、みなさんはどんな感想を持っただろうか?
長ったらしく書いてあるが、現代文の試験の如く日本語20文字以内でまとめてしまうと、「育児に無理解な夫への愚痴」だ。
だが、この解答を導くのにオレはこの文章を10回くらい読みなおした。
「オットよ、早く気づいてくれ。」
なんて言っているが、断言してもいい。
この文章を初見で読んで、この解答を導ける男は絶対この世に存在しない。
言われたことをそのまま捉えることしか出来ない男
男は基本的に言われたことをそのまま捉えることしか出来ない。
だから「北海道旅行に行きたい」という問が出れば、「行けばええやん」とか、「オレも行きたい」とか、「オレは石垣島キャンプ行きたいわぁ」という解答しか出せない。「育児頑張ってるオマエにマジ感謝」という解答は絶対に生まれない生まれるわけがない。
この手の男女のすれ違いは腐るほどあるが、一つ例をあげるとすれば、女が男に「誕生日プレゼント安くてもいいから!」と言ったら、男は本当に安いものを買ってきて大喧嘩に発展的なやつとかね(経験談)
なんで、この女性はハッキリと「育児辛いんだよクソが、理解しろやボケ」と言うべき。じゃないと絶対理解されない。
男が気付かないのが悪いのだが…
しかしこーいう事言うと、必ず女性から「男が気付かないのが悪い!」的な意見に発展する。
じゃぁ男が一生懸命に女性の発言に気をつけるようになるとどうなるか?
答えは非常に簡単だ。今度は女性の発言全てを邪推するようになる。女性が本当にただ単純に「カレーが食べたい」と言っても、「この女、毎回似たような安いカレーの店ばかりで、たまには本格的なインドカレーを食べて連れて行けよ、クソが…と思っているのでは!?」とどんどん疑心暗鬼になっていく。
最終的に男は会話自体を拒絶するようになるだろう。気の弱い男なら鬱病になるかもしれない。血の気の多い男なら暴力を奮うかもしれない。
結果的に女性も不幸になってしまうのだ。
なんで、ちゃんと気持ちを理解することが出来る女性が、馬鹿な男に合わせて伝えていく方がうまくいく。
ってな事をつらつら書いてハニーに見せてみたら
「オマエは言っても理解しない大馬鹿だけどな(怒)」
って言われたよ♪(テヘペロ)
やっぱり、人はわかりあえない (PHP新書) 中島 義道 小浜 逸郎 PHP研究所 2009-07-16 by G-Tools |
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