144試合の最終戦でCS出場権3位に滑り込みセーフ。

スタートダッシュに成功するも途中で完全に息切れを起こし、後ろからの猛追を受けながらのこの結果にはかなり価値があると思います。

【1日・千葉マリン】◇24回戦・ロッテ16勝8敗 ◇観衆29,538 試合終了
1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックスバッファローズ 2 0 0 0 0 0 1 0 1 4
千葉ロッテマリーンズ 3 0 0 1 0 0 1 0 X 5
[勝]成瀬  28試合 13勝 11敗
[S]伊藤  65試合 1勝 2敗 1S
[敗]伊原  6試合 3敗
[本]今江10号2ラン(伊原・1回)

昨日にも増して2軍色を強めるどんでんオリックスの奇策にまんまとハマる、負けられない我がロッテ。ガチガチの成瀬がいきなりの2失点で暗雲。成瀬ってどうにもこういう試合で悲壮感を漂わすんだよなぁ。

何度も言うけどこれを負ければ143試合全てを無駄にするロッテ。しかしそんな殺伐としたロッテに救世主が!その名は…

バイナム(笑)

初回からいきなりの送球エラーで併殺を2,3塁にすると、次のショートゴロをホーム挟殺を狙わず1失点。その直後に今江の逆転ツーラン。オリックスファンよりも日本ハムファンとロッテファンにその名を深く刻みこむ事となったバイナム。打っては3三振、守っては失策祭りの彼に来期出番はあるのだろうか・・・?まぁ、どんでんが第二のバルディリスと惚れ込んでるらしいですから、首になることは無いみたいですけど、うーん。

こんな緊張感の無いプレーを見てすっかりテンションを下げた成瀬は6回まですいすい投球。打線は4回に大松の適時打と今岡の激走で追加点。ヘッスラって危ないからヤメテ欲しいけど、あの今岡の激走は上手いと思った。球場全体のテンションを上げたからね。どんでんの前で元気な姿をみせれてよかったよかった。

成瀬はそれでも6回につかまるとすかさず3連投の内にスイッチ。うっちーはここを犠牲フライの1失点で凌ぎ、8回も無失点。ケガさえなければ来年は不動のセットアッパーでお願いしたい。

7回にも4番様サブロー様の適時打で追加点をあげて9回マウンドにはコバヒロ…

伊藤!?

なんでやねん!怪我したのか??ってどうもそのへんがよく分からない。調子が悪いから日替わりなんちゃらって答えていたが、こんなクソ大事な試合で投げない守護神ってのはありえんだろうし、やはりどこか故障なのかも。そして伊藤は案の定いきなり先頭に3ベースを打たれ凍りつく満員のスタジアム。

しかし4-0から逆転され優勝を逃すというコバマサナイトを経験した我々はこんなことで動じることはなかった。伊藤はその後犠牲フライの1失点で凌ぎ勝利。

というわけで見事にプレーオフ3位進出を決定。バイナム祭りに的場、岡田、清田とバント失敗しまくりと試合内容はかなり悲惨だったが勝てば御の字。ってことで日本球界最後になると噂されるダルビッシュの投球を楽しみにする、プロ野球ファンの夢を打ち砕く空気の読めなさを披露したのであった。

パ・リーグ勝敗表(全日程終了)
順位 チーム 試合 勝数 敗数 引分 勝率
1 福岡ソフトバンクホークス 144 76 63 5 .547 優勝
2 埼玉西武ライオンズ 144 78 65 1 .545 0.0
3 千葉ロッテマリーンズ 144 75 67 2 .528 2.5
4 北海道日本ハムファイターズ 144 74 67 3 .525 3.0
5 オリックスバッファローズ 144 69 71 4 .493 7.5
6 東北楽天ゴールデンイーグルス 144 62 79 3 .440 15.0

これがパ最終順位表。4位まで3ゲーム差内という近年稀に見る熾烈シーズンだった。あと5勝上積みできれば優勝できたと思えば勿体無い…。しかし後半戦の故障者続出なチーム状況でよく貯金を残せたと思う。今年は一番下馬評も低かったし、個人的にもここまでやれるとは思わなかった。西村采配に苦言というか暴言も吐きまくったが、4月、5月は本当に強かった。故障者さえいなければぶっちぎっていけたかもしれないし。

さて、シーズンの総括はまたおいおいやるとして、週末からCSの始まり。今年はゲーム差もほとんどないし、3位から勝ち進んでもそれなりに評価はされそう。気楽に戦って欲しいものです。

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